彼との出会い 最終章
彼は商談室の隅の輸送用の箱の中にいた。アキさんは今風くんが箱から出してくれるのを待ちきれずにいた…
箱から出て来たのは期待した可愛い子犬ではなく、泥棒ヒゲを生やした様にに見える子タヌキだった(笑)。
しかし…
彼は超イケメンな子タヌキだった(笑)
抱っこしたアキさんは彼に一目惚れしてしまった( ̄▽ ̄;)
僕らの生活で、過去最高額の衝動買いが成立した瞬間である。( ̄▽ ̄;)
アキさんは抱っこして間も無く「この子今日連れてかえります!」と言ったらしい。
連れて帰ることを即決したアキさんは、
個体保証の保険、柵に餌、様々な飼育に必要な物を購入し衝動買いの合計は3桁万円を軽く超えた…(-.-;)y-~~~
その後、浮き足立ったまま飼育について説明を受けるアキさん…今風くんは高額な子犬を現金即決購入した事に加えてさらに驚く事になる。
今風くん「……で、お散歩は予防接種が終わってからですよ!あと…歯磨きと耳掃除は毎日してくださいね〜」
アキさん「え〜毎日〜…そんな所触れないです…(≧∇≦)」
今風くん「えっ………( ̄▽ ̄;)、これまでワンちゃんを飼われた経験はありますか?」
アキさん「ありません!」
今風くん「じゃ〜何か生き物を飼育した経験はありますか?」
アキさん「何も飼ったことは有りません!!」
店員さん「………あ……そうですか……大丈夫ですか?( ̄▽ ̄;)」
アキさん「うふふふふ^_^多分平気です!旦那さんもいるし〜♫」
凄い勇気である(笑)
この時私は、アキさんが彼を買ったことを知らずに仕事をしていた(-.-;)y-~~~。
手続きはおわり、僕が知らないうちに彼は家族の一員に加わった(^^)
彼が後の「コロ助」である。
彼は、アキさんの助手席に乗せられ、迎えを待つ僕と対面し、まだ名もないチビ助を中心とした初めてづくしの生活が始まった。